この日は28年前のJリーグ開幕の日。翌日の16日、オレ達はスタジアムにも入れず(満席)、近くのテレビ観戦所に集まり名古屋との5-0圧勝劇を見て一気に鹿島に熱狂した。
そして今日、鹿島15年(ジュニアユースから)のショーマがあの日のジーコと同じハットトリックでオリジナル10の横浜FMを撃破した。
上位陣、何するものぞ。と名古屋戦では思ったものだが、さすがに1節川崎戦後から無敗の横浜は一味も二味も違った。ともに切り替えが早く、ともに球際が厳しく、ともに得点力が高い。オナイウ阿道・・・あの選手があれほど得点能力に優れていたという認識がまるでなかった。
先制点のヘディングは少し後ろ側に来た速いライナー性のボールを頭を後ろに倒しながらのヘディング。まぁ、まぐれかな?とも思ったものでしたが、2点目のダイレクトでのインサイドシュートなどを見てその進化が本物であることを感じたものでした。
そのオナイウを含む多彩な外国人選手と献身的な日本人選手が融合して一気に攻め込んでくるカウンターは実に脅威でしたが、我が鹿島アントラーズが相馬監督就任以来徐々に高めてきた自信は微動だにせず、相手のほころびを巧みに突いて加点を重ね見る者を楽しませる納得の5-3劇でした(でも、実は相手のGKのミスが大きかったような気もしています)。
試合中に時々テレビに映る相馬監督と熊谷コーチの意見交換。熊谷コーチのカッと見開いた目が、その真剣なコミニュケーションを想像させてくれます。いずれも第2黄金期(2000年前後)の立役者。
どっこい鹿島、ここにあり。二人を映し出す映像を見ながらニンマリしているオレがいるのでした。待ってろ!川崎!!