前半は相手の出足の速さにちょっと押される感じで苦しい展開になりましたが、後半はチャヴリッチ投入で前線に高さが加わり、着実に得点を重ねることが出来ましたね。
後半4分、名古が蹴ったCKはニアのチャヴリッチへ。これが大きく浮いたのを知念が足元にボールを収め、PA外の仲間へ。仲間はちょっと顔を上げてチャヴリッチの位置を確認してから浮き球のクロス。
これをチャヴリッチが丁寧にファーサイドへ頭で送ると飛び込んで来たのはユウマ。相手DFを体ごと押し込みながらもキチンとボールを捉えてのヘディングで1点目。
2点目もセットプレーからだが、これは名古の左45度からのFKがドンピシャリで湘南の選手と鹿島の選手が並んだ一線とGKの間に落ちたもの。ユウマが一足早く抜け出て足で軽く合わせてゴール。1点目から12分後の2点目だ。
そしてそこから5分後、GK早川からカウンターチャージを左サイドに送るとそこに張っていたユウマがドリブルで広大なスペースへ持ち込む。中央からチャヴリッチが怒涛の駆け上がり。そしてユウマのクロスがDFを超えた向こうのチャヴィリッチにピタリと合いガツンとヘッド。ボールはGKの左手をすり抜け右サイドネットに飛び込んだ。
この3連発とボールの支配状況から勝利を確信したのだろう。次々と選手を交代し、先発陣の疲労が貯まらないように配慮したこともあったと思うが、もう一つ上手くいかず失点を期したのはちょっと残念なものでした。
途中交代になったユウマと監督の笑顔の抱擁からは、ユウマの「もう一点取らせてくれヨー」という声が聞こえて来そうでした。
ユウマはインタビューで「監督が信頼して使い続けてくれるので期待に応えたかった」と述べたが同じくポポビッチ監督はその言葉を受けて「まだまだ彼には得点して貰わなければならない」と応えていたものでした。
ここ何年か・・・ホームが大観衆で膨らんだり、全国放送があったり注目される試合になるとなぜか負けてしまう。という印象があったが今日は26000人以上の大観衆の中で見事なゴール3連発での勝利! まずはおめでとう!!