鹿島土手クラブ

J開始以来、鹿島アントラーズの土手で練習を見守るおっちゃんの何でもありのブログ

6.30 鹿島 1-3 神戸 結果は厳しい

ゲームを作り、得点もする。そんなユウマが抜けたら全員が力を合わせ、ベクトルを一致させて神戸を圧倒する。そんな自分勝手な夢を描いたが、その夢が維持している時間はそれほど長くはなかった。

 

開始早々の8分。名古の蹴ったCKがチャブリッチの頭をめがけてやや速めの弧を描きチャヴリッチが右サイドのネットを揺らした時は、なんだか正夢かもと思ったものでした。

 

続いて前線に飛び出した名古に渡ったパスを名古がマイナスに折り返し、チャブリッチがパチンと当てて流し込んだシュート。惜しくもゴールポスト脇に外れたが「いいかも?」と思わせた瞬間でもありました。

 

しかし・・・それから数分。左サイドに大きく蹴られたサイドチェンジを武藤が先にトラップし、そのまま運んでゴールしてしまった。僅かにオフサイトではないかと期待したが、安西が残っていた。安西は武藤への対応も含めどうも疲労が抜けていないんじゃないかと思わせるシーンが何度かあった。

 

安西へパスを回しても多くはそのままCBへ戻り、攻撃の起点にならず、たまにチャレンジしてもボールを失う。そんな印象なのだ。

 

安西と関川という左の守備が毎回なんらかの失点に絡む。逆転弾はその関川の中央でのクリアが腿に当たり、目の前へいたマテウスへの絶好のパスになってしまうし、マテウスが蹴ったボールに首をすくめてしまった。

 

得点の可能性がチャヴリッチに絞られるなかで、何度かいいパスが入り、惜しいシュートが上述も含め合計3度あった。ひとつでも入っていれば局面も変わっただろう。

 

終盤にはそのチャヴリッチに代わり、垣田が入ったし、土居も入ったがチャンスらしいチャンスは生まれず、苦い敗戦になってしまった。土居はこのまま落ちていくのだろうか。

 

後半の早い時間で入ったガクが濃野への一発のロングパスでチャンスを作っていたが、2016年のR.マドリードとの対戦で見せたガクとショーマの阿吽の呼吸をもう一度ピッチの中で見たいと思うオレは過去に夢を追う埋もれた老人なのだろうか。

 

それにしても結果は厳しい。町田がG大阪を下し、更に勝ち点を離された。落ちていくか、食らいついていくか。正念場が始まる。

 

6.26 鹿島 0-0 G大阪 たら・れば

「たら・れば」が何度も沸き起こるキブンです。前半のいくつかの好機。ユウマが相手ゴール脇でDFの意表をついてボールをからめとって濃野に出した緩いマイナスのパス。相手GKは既に翻弄されてゴールマウスはがら空きに見えた。

 

濃野の渾身の右足で打たれたボールはネットをも突き破れと打ち込んだはずだったが、滑り込んだ足に弾かれた。あそこで足が出てくるかぁ・・・ユウマも濃野も両手で顔を隠し天を仰いだ。

 

そしてまたまた濃野がらみのチャンスだ。右サイドから濃野が上げたクロスはゴール前の集団を超えてファーサイドのゴール前へ。これに体ごと飛び込んだ仲間のダイビングヘッド。しかし至近距離でのヘッドはかろうじてGKの左太ももに当たり、これもまた弾かれてしまった。

 

他にも、チャンスはたびたび来た。サイドからの地上を這うセンタリングにパチンと合わせるだけのボール。これがことごとくクロスバーを超える。

 

後半ではガクのシュートも美しい弾道を見せたが、僅かにゴールポスト右を流れていってしまった。押し込んだ部分が多かっただけに引き分けは残念だとは思うが、終盤のガンバの攻勢の前に守勢を強いられた状況をみれば0-0ドローは妥当なところかも知れない。

 

ユウマは審判への抗議でカードを貰い、次節出場停止だ。ここ数試合ユウマ無しでは語れない試合が多かったが、次節強敵神戸戦に不安が付きまとうところだが、逆に危機感で結束し、練習を含めて硬い結束力を発揮して勝利することを祈るばかりだ。

6.24 クラブハウス 海舟移籍の報にふれて・・・

今日は雨上がりのあとの晴天。湿度も十分すぎる位高いだろう。疲労の軽減も大事だが、明後日にG大阪戦を控えれば、練習も大事。そんなアントラーズの様子を覗いてみた。

 

今日はフルピッチを使った練習。紅白にチームを分けてのゲーム形式の練習だが、すぐにゲームを止めてポイントを念入りに確認しながらの練習を行っていた。練習指導は監督ではなくミランミリッチ(セルビア/オーストラリア)コーチであり、英語での指示であった。

 

いろいろ選手を入れ替えながら、色んなバリエーションを試しつつ、選手間の連携もより高めるということか。延々と続く練習に土手にいても暑くなり、30分ほどで失礼した。

 

そういえば、佐野海舟のドイツ1部リーグへの移籍のニュースがスポニチに出ていましたね。ボール奪取力や予測力、推進力を兼ね知念との最良のコンビと思っていただけに残念な気持ちではあるが、クラブとしても最後は本人の希望に委ねるとのこと。直近の試合で有終の美を飾ることを願うばかりだ。

佐野とガクの競り合い

チャヴリッチ 走る!

今日の現場指導はミランミリッチコーチ

ポポビッチ監督はインターバルで待機のユウマと談笑のひとときも・・・

左から佐野、師岡、知念 遠目にも師岡の顔から汗が飛び散っているようだ

佐野、もう少し足跡を残してくれ・・・

 

6.21 東京さんぽ(株主総会と銀座)

この日(6月21日)は雨の降りしきる肌寒い日であったが、零細株主でも出席できる株主総会日本橋日本橋タワーの地下会議場であった。会社は住友化学。興味があったのは会社始まって以来の巨額赤字への転落と今後のV字回復へのストーリー

 

会社側には会長として経団連の会長も務める十倉氏もいれば、社外取締役としてテレビでもちょくちょくお見掛けする伊藤元重(経済学者)さんもいるし、特捜の捏造事件の被害者だった元厚労省村木厚子さんもいる。さて、どんな話が聞けるかな・・・

 

しかしながら議事進行役の社長の進めるソツのない淡々とした説明が続き、年功序列と思しき担当役員たちの行儀の良いサラリーマン的な説明が続く中で、終盤にとうとう会場から怒りの詰問が出始めた。

 

これだけの赤字を出したのであれば、本来であれば経営陣の総とっかえではないか。経団連の会長もしている十倉会長は多忙すぎて経営への関与が希薄になっているのではないか。一言も発しないが是非とも十倉会長の想いを聞きたい。会場に大きな拍手が湧く。

 

社長が議事進行を謝るなかで、徐にマイクを持った十倉会長は感情を表すでもなく、実にソツなく淡々と自分の責任と、さらなる努力を披歴し、これまた会場の拍手を惹起させた。

 

現在、大企業のサラリーマン社長でも若手の登用が散見され、事業への大ナタを振るう改革が断行される事例も見られる中で、住友化学の体制は旧態依然の経営構成と後追いの経営戦略に見えたものですが、どこまで実現するのか見ていきたいものです。

 

さて、株主総会のあとは散歩ですが、あいにくの大雨。雨に濡れないように近くの丸善本店で最近のビジネス書をいろいろ覗いているうちに雨が上がったのでやはり銀座へ出てみるか。と東西線で大手町へ一駅移動。

 

裏通りでふと古い銀座を象徴する「奥野ビル」に出会う。このビル1932年築のアパートでしたが、今は気鋭のドリーマー達の集う古くて新しい文化の発信地というところでしょうか。

1932年築の奥野ビル

住民たちの意欲的なパンフレットが古い金庫の上に載っていた


更に歩いてやはり4丁目の交差点に来る。銀座の象徴とも云える「和光」のウィンドーは近年平凡で地味をコンセプトにしているのかと思っていたが、この日はちょっと意表を突く大きな金魚が涼を醸し出していた。これからもアートなディスプレーを期待したいものです。頼むよ和光!

銀座4丁目交差点の「和光」のショーウィンドー

 

6.22 鹿島 2-2 浦和 あのFKは仕方がない・・・

時々、何も書きたくない試合がある。今日はそういう試合の一つになってしまった。

前半でユウマの2ゴールで2-0のリード。今日の浦和であれば、もう一点位追加して、あの煩いレッズサポを沈黙させよう。

 

そんな気持ちで見ていたのに後半30分過ぎに交代で入ってきた武田英寿という選手のファーストタッチで決められた。ゴールライン深くから折り返されたボールはぽっかり空いた中央に転がり、パチンと合わされてのシュート。中央を守った早川とその脇にいた植田。そして必死に足を出す関川。ボールはいずれにも防がれることなくネットに突き刺さった。

 

それまでのレッズ選手の最後の精度の無さや、早川のスーパーセーブ連発に何となく油断していたのはオレだけだろうか。チャヴリッチが入り、手の届かないところに逃げ切る筈が1点差になりレッズサポのボリュームがアップするというイヤな展開となった。

 

ここで柴崎や樋口が入り、終盤には足の吊ったユウマに代わり藤井も出てきた。フレッシュな選手達が前線からチェイスし、コンパクトさを保ちながらなんとか終わらせてくれるだろうと思ったが、またもや武田英寿という選手のFK一発に沈んだ。

 

既にアディッショナルタイムも2分を過ぎていただろうか。鹿島の右サイドの角度のないところからレッズのFK。レッズ側の高身長の選手も退いた後であれば、まず無事に跳ね返すと思っていたが、完ぺきに裏をかかれてしまった。

 

武田の左足は右前に立つ佐野海舟の更に右上を飛翔し、右ゴールポストすれすれにゴールに飛び込んだのだ。ヘディングの競り合いへの対応を考えていただろう早川もまた意表を突かれ、伸ばした右手は僅かに届かなかった。奇跡のような一発に見えたが武田にしてみればしてやったりの一発であっただろう。

 

試合後にポポビッチ監督はインタビュアーに対し、後半相手のシステムが変わったことは関係ない。自分たちのやるべき前半のようなコンパクトな陣形が緩んだことが大きな要因だったと語った。

 

東京ヴエルディ戦でやってしまった3-0からの同点。そして今日の2-0からの同点。いずれも相手は下位チーム。「勝てる」と思ったとき、どこか緩んでしまう悪癖はないか。もう一度、きっちり点検しないと優勝に手が届かなくなってしまう。

 

ps:首位の町田は0-0で引き分けた。折角、勝ち点で並ぶチャンスであったことを知り、猶更悔しい。次節は水曜日。G大阪(3位)との対戦になるし、町田は神戸(4位)との対戦になる。忙しくなるぞ。

6.19 クラブハウス

前日の大雨で湿気が残った暑いピッチ。その中で、激しい攻守の切り替えや少ないタッチでのパス回し、そして広い視野を求めるミニゲーム形式の練習がされていた。

 

ポポビッチ監督は練習を指示し、見守る中でも日本語も交えた声掛けを絶えず行い、練習ピッチ全体の雰囲気を高めていた。過去にも熱い監督はいたが、ここ数年は日本人監督の静かな見守りが印象に残るせいか、久しぶりの熱血ぶりを感じたものでした。

大きな声で指示する監督

激しいボールの奪い合い

徐々に取り戻してきているガク

ミニゲームの最中でも指示し続ける監督

ミニゲームのインターバルごとにジョグとウォーキング

練習全体に活気があり、上位にいることでの高いモチベーションが感じられるクラブハウスでした。

 

ps:そういえば天皇杯の奈良戦、アントラーズのHPを見て放送は無いのかと思っていましたが、スカパーであったんですね。チャヴリッチが右サイドからスペースへ走り出したのを見て出したガクの縦パス。きっちりチャヴリッチが合わせて美しいゴールでした。2点目の勝ち越し点はチャヴリッチから右サイドに張ったガクへ。それをガクがワンタッチでゴール前へクロスを上げユウマが飛び込んでヘディングゴール。いずれもビューティフルでした。

6.16 鹿島 1-1 新潟 チャンスとピンチの交錯

前半はギアのあがりが遅い感じで相手に攻め込まれる機会が多いと感じていた。そういう中でも左側からのクロスに師岡がヘッドで飛び込んだシーンはGKに阻まれたものの連勝が続いているチームの勢いを感じさせたが、前半終了間際に小見に決められてしまった。

 

再三、攻め込まれていた右サイドからのシュートをGK早川が何とか弾いたが、そのボールがゴールの前に飛び、詰めていた小見にヘッドで押し込まれた。

 

後半の頭からは師岡と仲間を下げ、チャヴリッチと藤井が入り、攻撃力を上げる采配となり、早速藤井が結果を出した。左サイドでボールを持ち前進しつつ中に切替して遠めから思い切り振り切った右足。このシュートがGKの手の先をすり抜け右サイドネットに突き刺さった。

 

まだまだ時間は十分あるし、鹿島の全体のパスワークもこの一撃で点火した感じでチャンスを作り続けたが今日は最後の精度が落ちた。極めつけは藤井が左ゴールラインすれすれまで運んで中央に折り返したラストパス。ファーサイドではチャヴリッチがDFを引き連れ、中央のユウマは完全フリー。このパスをインサイドで丁寧に蹴ったはずのユウマのシュートは当たり損ねてクロスバーを力なく超えて行った。

 

そのようにチャンスをつぶしている内に、徐々に形成が逆転し、右サイドを何度も破られて相手に決定機を与えるようになり、勝負もどっちに転ぶか分からなくなった。柴崎も名古に代わって入ったが状況を大きく変えることは出来ず、1-1のドローで長いホイスルが鳴った。

 

藤井は確かにいい仕事をした。でも、なんだかイマイチ他の選手と呼吸が合わないところも散見された。サイドでボールを受けてもそこからの展開が上手くいかない。本人も試合後のインタビューで言っていたようにもっと攻撃の起点になれたはず、と思ったものでした。

 

これらのパスの出し手と受け手がズレた印象について、ポポビッチ監督は試合後のインタビューで選手間の距離が遠かったと表現していた。多分、問題は十分わかっているのだろう。次に期待だ。

 

ps:アディッショナルタイムも終わろうとする時間帯に17歳の高校生「徳田」がチャヴリッチに代わって出場した。でも一度もボールに触ることなく試合は終わった。今後、少しずつ出場時間は増えるだろう。楽しみにしておきたい。

 

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