鹿島土手クラブ

J開始以来、鹿島アントラーズの土手で練習を見守るおっちゃんの何でもありのブログ

5.23 鹿島 1-0 FC東京  シン・ゴールハンター師岡

互いに切替えの早いせめぎ合いで互角の様相に見えていたが、アントラーズHPのデータを見ると、シュート数では鹿島の5に対して東京は11と結構シュートは打たれていた。

 

前半の拮抗し、且つ膠着した戦いを打開すべく先に仕掛けたのは鬼木監督。後半17分からレオセアラ、チャヴィリッチ 次に柴崎、荒木と攻撃を担った選手達を変えた。入ったのは師岡、林、知念、小池。

 

そして後半35分。FC東京では今、旬とも言われる佐藤ケインのパスをインターセプトしたのは知念。そのまま前方のスペースをドリブルで持ち上がり、絶妙のタイミングで師岡へパス。

ボールをインターセプトした後、そのまま持ち上がりラストパスを出す知念

師岡はスピードを生かしてそのままDF陣を置き去りにし、ややファーサイドに進み、迫るGKをあざ笑うかのような右足アウトでボールを浮かせ、ネットを静かに揺らした。

迫るGKを交わす右足アウトの浮き球のゴール 得点機でも冷静な師岡だ

沸騰するスタジアム。そして爆発する仲間たちの手荒い祝福。師岡は前試合に続き、自分の持ち味を十分に発揮したゴールを決めて改めて「俺はやれる」と実感したのではないか。そんなシーンに思ったものです。

仲間たちに祝福を受けて叫ぶ師岡

「裏へ抜けるのが得意な選手」鬼木監督がそう評した師岡選手が、その思惑通り勝利のゴールをゲットした。交代で入った選手がインターセプトし、ラストパスを供給し、そしてやはり交代で入った選手がゴールした。毎度ながら監督もまた自信を深めたのではないだろうか。

 

その鬼木監督は最後のインタビューで「プレーオフは2つとも勝つ」と話した。近年、西の雄として覇権を握ってきた神戸。その神戸もやや陰りを見せ始めてはいるが、最後にトップに立つところは流石だろう。

 

王者鹿島の復活を広く日本のサッカー界に示すためにも、ここはやはり2つ勝つしかない。がんばれ!アントラーッズ!!

5.17 鹿島 2-0 千葉  抱擁

 

荒木はゴールの後、両腕を全開にして待つユウマの胸に飛び込んだ

いくつかのチャンスはあったが、ゴールに至らず前半も40分を過ぎた時間帯、ユウマは相手DF陣が見せた一瞬のスキに猛チャージしてボールを奪取。荒木にボールを渡して自らはゴールライン近くに駆け上がった。

 

それを視野に入れた荒木はラストパスのつもりでユウマに出したが、ユウマがそれをまた荒木に戻した時、荒木は感謝の気持ちを右足に込め、振り切った。相手DFにデフレクションしながらもボールはGKが反応しきれないスピードですり抜け、ネットを揺らした。

 

そのゴールを見て、ゴールラインの外まで出て、大きく両腕を広げて大きな笑顔で待つユウマ。そしてその懐にジャンプして飛び込んだ荒木。高らかに吼えるユウマの頬に頬を合わせ荒木は何を思っただろう。

 

アシストはしていても我が鹿島アントラーズに復帰後ノーゴールだった荒木。その荒木になんとかゴールの喜びを体現して欲しい。ユウマのその気持ちが凝集したプレーであり、シーンであった。俺は勝手にそう思った。

 

試合終了後のインタビューでインタビュアーが「あのシーンを振り返ってください」と云ったとき、荒木は「ユウマくんに出したんだけど、また戻ってきたので思いっきり蹴った」と云った。ユウマの気持ちをしっかり受け止めた一蹴りであり、抱擁だったのだろう。いいアニキだ。

荒木のシュート  ゴールライン際にはアシストのユウマ

後半の初めに千葉に退場者が出て、更に優位にはなったものの千葉の個々の選手達は惜しむことなく激しく戦い続け、油断の出来ない展開だったが、終了間際に鹿島の守備からのカウンターが決まった。

 

濃野は最後尾のラインで、こぼれて来たボールをダイレクトで大きく前線にフィードし、これをユウマが相手DFと交錯している間に、師岡がボールを押さえ、そのまま直進しつつ渾身のシュート。

 

相手GKの足に当たって、跳ね返って来たボールを師岡は相手DFを跳び越えて確保し、少しフェイントで目の前のDFとGKを交わして冷静にネットを揺らした。この一連のゴールシーンの中で、師岡は「自分で行く以外の選択肢はなかった」と試合後に述べた。そして「自分でも冷静であり、シュートのとき、時間が止まったように見えた」というような事を云った。

自ら、冷静に打てたと語った師岡のシュート ゴールを確かめて走る師岡

プロ野球の大打者でも、絶好調のとき「ボールが止まって見える」と云ったものだ。どういう精神状態なのだろう。集中し切っているという、ただそのことだけなのだろうか。経験してみたいものです。

 

ともあれ、残り1試合を残して東地区の優勝は決まった。次はプレーオフがある。西地区は混戦模様だが、強者が来て欲しい。東西優勝チームががっぷり組み、且つ、鹿島がねじ伏せる。もう一度、植田直通に「鹿島が一番だ!!」と吼えて欲しいものです。

 

 

5.10 鹿島 1-1 横浜FM(PK5-4) 誰もが唸った鹿島のしぶとさ

下位に沈む横浜がこれほどの強度を持って向かってくるのか・・・

J開始時からのJ1チームであり、一度も落ちたことの無い2チーム。そのプライドが彼らを動機付けたのか、それとも今季MAXを記録した観衆に背中を押され、足を動かされ続けたのか。

 

我が鹿島アントラーズは前半横浜に押されたものの、ハーフタイムで指揮官の分析と対応がいつものように状況を一変させるのではないかと楽観していたが、後半に入っても横浜の攻勢は衰えなかった。

 

そして後半10分過ぎ、鹿島の右サイドスローインをユーリアラウージョ(この選手が厄介な選手だった)が奪った時、植田は置き去りにされカウンターを受けた。足元の確かな天野が運び、そのまま左サイドからライナーのセンタリング。これに中央から全速力で詰めていた横浜FW谷村が右足インサイドでダイレクトボレーシュート。

 

1993年のJ開幕戦で見せたアルシンドの左からの高速ライナークロスをジーコがバチンと合わせたダイレクトボレーシュート。あのシーンを彷彿とさせるような見事なゴールであった(ジーコのシュートはバチンと快音を残したが、そこまでではなかったかも・・・)。

 

その後は選手を入れ替えながら、ジワジワと敵陣で攻撃を組み立てる我が鹿島アントラーズ。交代で入った荒木は今日もボランチでボールをさばき、最前線に位置取りしたユウマがボールを引き出し、流れが変わっていったがゴールは奪えないままアディッショナルタイムに突入。

 

そして+5分。右サイドで再三突破を試みていたチャヴィリッチが倒され、FK。これを荒木が集中した面持ちでやや速めのカーブを描くキック。少しファーサイドから中央に走りこんだレオセアラはジャンプしつつ突進し、ヘッドで斜め後ろに流し込む絶妙のコントロールで誰も届かない左サイドネットにボールを突き刺した。

レオセアラのゴール 針の穴を通すようなコントロールだ

この後の僅かな残り時間は横浜の心境を思えば、勝ち切るチャンスでもあった筈だが、逆に横浜が底力を見せ、決定的とも云えるシュートを打たれたが何とか早川がクリアし1-1のPK戦。

横浜の最後のビッグチャンスとなったシュートだが早川が反応した

早川は横浜3人目の宮市のシュートを止め勝ち点2をもぎ取った。危うく勝ち点0となるところから、結果として勝ち点2を得るに至った。流石、鹿島・・・鹿島のしぶとさに誰もが唸ったかも知れない。

PK戦前に相手GKと談笑する早川

 

5.6 鹿島 3-0 水戸 あの一発レッドが全て

水戸に一発レッドが出るまでは、その出足の早さにむしろ押され気味の感がありましたし、退場後も前半の最後にチャンスを作られるなど安心できる内容ではなかったですね。

 

しかしながら、ハーフタイムを挟んで人数面の優位性を再認識し、しっかりポジションを取る(鬼木監督)ことを通じて優勢に転じ後半の13分、CKからの分厚い攻撃で1点をもぎ取ったものです。

 

ショートコーナーを受けた林が上げた中央へのクロスに反応したレオセアラのオーバーヘッドシュートがDFに当たり、こぼれたボールに反応したチャヴィリッチがシュート。このボールはクロスバーに当たりファーサイドのキムテヒョンへ。

 

キムテヒョンは全身を投げ出すヘッドで中央へ折り返し、中央に進入していた師岡がヘッドでネットに突き刺した。ゴール後の師岡は満面の笑みで祝福に取り囲まれ「やったー」と声を上げたものです。

「ヤッター」と小さく声に出し、仲間に祝福される師岡

この後は、選手交代で更に戦力を整えた我が鹿島アントラーズがゲームを支配し、左からのクロスに合わせたレオセアラのヘディングゴール。そしてその数分後にはユウマのヒールパスをレオセアラがダイレクトに天井ネットに突き刺し試合を決めた。

 

ユウマはこれで4アシスト。ゲームを動かすことに一日の長があることを見せつける内容でもありました。それにしてもレオセアラの身体能力は凄いとしか言いようがないですね。彼の周辺にボールが飛ぶと、それに合わせてレオセアラも飛びまくる。今日も2度のオーバーヘッドを見せ、その内の一つが先取点につながりました。

前半終了間際のレオセアラのオーバーヘッドシュート GKにキャッチされた

昨年は流石のレオセアラも夏場に少し失速した感がありましたが、今年はどうでしょう。5月3日の試合に比べれば今日は少し疲労が見えた感じがします。欠かせない戦力ではありますが適切に休養し、長く活躍して欲しいものです。

 

ps:今日、東京FCが千葉に0-3で敗退。鹿島に食らいつく場面の筈が大きく後退となってくれました。嬉しいような、寂しいような・・・

5.3 鹿島 1-1 町田(PK4-2) がっぷりの両雄

町田はACL準優勝という快挙と疲労を携えてややパフォーマンスが落ちるかと思いきや、逆に一層自信を増してメルスタに乗り込んで来た感さえあった。前半は何度か決定機を作られ、早川の好セーブで逃れた。

 

後半からは一気に統一した戦術が具体化し、植田からのフィードがユウマの頭を経てチャンスにつながるというシーンを何度か見せてくれた。そういう中で得られた後半5分のCK。

 

ガクの右からのCKはファーのユウマにぴたりと合い、中央に折り返す。これを町田のゲンがクリアしたボールをガクが突撃し、ワンバンドのボールを頭で中央へ入れた。これに反応した町田の長身テテ イェンギがジャンプするも僅かに超えて裏のレオセアラへ。

 

レオセアラはタトーで彩られた太い首と頭を真横に振り、GK谷の至近の肩口を通りながらもネットに突き刺した。歓声に沸く、今年最多のスタジアム。しかし、その3分後に失点をバネにしたゲンがFKで鹿島のDFの裏へ通し、飛び出したナ サンホが中央へ折り返し、テテ イェンギが合わせてあっという間にイーブンとなった。

 

この後、鹿島側により多くの決定機があったがことごとくゴールの枠を外れPKにもつれ込んだ。今季、PK戦2戦2敗ではあるが、いずれもアウェイ。このメルスタで同じ轍は踏まない。その決意が町田4人目のキッカーとの駆け引きに勝利し、PK4-2の勝利を得た。

PK戦の直前に良く談笑し、堂々と戦うことを誓った 谷と早川

早川は試合後に「90分で勝てることの出来た試合」とも振り返った。確かにビッグチャンスは何度かあった。しかし、いずれもイージーとは言えないシュートシーンであり、止むを得ないところとも云えるのではないかと思ったものでした。

 

それにしても町田・・・多彩かつ大量の外国人選手を抱え、国際大会でも決して引けを取らない陣容であることを改めて見せつけた。長く、ライバルになると、予感させられたものでした。

レオセアラのヘディングシュートが決まる

これからも続くガクとゲンの戦い(町田側のCKで)

 

5.3日立さんぽ 日立風流物(ユネスコ無形文化遺産)

ユネスコ無形文化遺産 日立風流物(この山車は「太閤記」です)

ゴールディンウィーク。近場の観光を探す中で「日立風流物」を見つけ、行ってみた。この日は神峰神社の大祭礼(7年に一度)ということであり、風流物と云われるカラクリ人形を数段に並べた山車が4台勢ぞろいするという。

 

しかしながら日立の町全体は意外に静かであり、この風流物が並び、大祭礼の神幸祭が出る神峰神社方面の各通りが賑わっているという感じであった。懸念していた駐車場の確保は意外にスンナリいったものでした(消防署の敷地を充当)。

 

趣向を凝らしたカラクリ人形が次々と展開し、中には人形が弓を放つものまであったものでした。時間的には長い時間を鉾の前で見物となるのでちょっと疲れるのかも知れませんね。お酒を飲みながら見物していたちょっと年配の方の内、一人が昏倒し救急車騒ぎもあったものです。

 

帰りは久しぶりで日立の町を散策してみました。色々、頑張っているとは思いますが何とか活気を向上させていって欲しいものです(勝手なこと言ってスイマセン)。

4.29 鹿島 1-2 東京V  出来すぎヴェルディに沈む

この日の対決では寄せの速さ、切り返しの速さでヴェルディに軍配が上がった。休養期間が圧倒的に違ったのもその一因だと思うが、ヴェルディの戦術が見事にはまったというべきかも知れない。

 

試合開始早々から、安西の不用意なパスがインターセプトされ、そのままカウンターでシュートまで持ち込まれたのは、この試合を象徴していたのかも知れない。相手の出足の速さにとまどう中でもケントが出した大きなサイドチェンジ。

 

これを右サイドで受け取った濃野は、ボールを師岡に預け、自らはゴールエリアに進入していった。師岡のゴール前に上げたクロスをファーにいたユウマが折り返したのはもっとも定番とする我が鹿島アントラーズの攻撃の一つだ。

 

ゴール前でこれに反応したレオセアラと相手DFのもみ合い。ボールはレオセアラの左肩に当たり、待ち構えていた濃野の前にワンバンドで弾んだ。これに反応した濃野はスライディングしながらもボールの上がりっぱなを左足で押し込んだ。

 

前節の4人抜きアシストといい、このゴールといい、一昨年のゴールディンボーイ「濃野公人」が再び降臨した。そう思ったのはオレだけだろうか。しかし、そこから15分。再び安西が意図の不確かな横パスで相手にボールを渡し、そのボールは一蹴りでGK早川の頭上を越えて同点弾となった。

 

これが結果的には流れを相手に渡したと云えるかも知れない。6分後には相手の絵にかいたようなカウンターとゴールライン際からのクロスとヘディングシュートで逆転された。

 

その後も押し込まれる展開の中で、後半25分にはケントが2枚目イエローを貰い、人数的にも劣勢となる中で、鹿島の選手達の汗と上気した顔。それに対してヴェルディの選手たちの勢いは衰えることなく、終了のホィッスルを聞いた。

 

90分で初めての敗戦。これからの夏場に向けて、一抹の不安を抱かせる試合となった。他会場では東京FCが勝利し、勝ち点では並ぶが得失点差で暫定2位(試合数が1試合少ない)となった。

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