最終の得点を見れば優位な戦いだったように見えるが、実際にはファイトの見えない危ない戦いだったように思った。早い時間での先取点のあと、同点にされて、更に後半間もなく逆転されてしまった。
それもGKがレッドカードで退場していて一人少ないカタールに逆転されたのだ。相手が一人少なくなって難しくなった面はあると思うが、アウェイスタジアムの雰囲気にのまれたのか全てに動きが鈍く戦う意欲が感じられず、何とか同点にして延長まで持ち込んだという感じに思った。
肝心の決勝点をアシストした荒木は後半のアディッショナルタイムから出場し、延長前半の11分に決定的な仕事をした。中盤からの縦パスをPA付近で一発のタッチで前を向きスルーパスを通したのだ。
このパスに細谷が抜け出てGKとの1対1を作り、GKの股を抜いてゴール。不振にあえいでいた細谷の勝ち越しゴールで一気に呪縛が解けた感じで延長後半にも得点し、結果は4-2の勝利となった。
今夜はイラク戦があり、勝利すれば五輪出場となるが、カタール戦での終盤で思い呪縛から解き放たれ、勝利することを期待したい。
しかし・・・荒木遼太郎 FC東京に移った途端に大活躍し、U23代表に選ばれるワ、大事なところでアシストするワで、何だか複雑な心境のオレなのです。