目が真ん丸に大きくなった。日課となるGoogleニュースをチェックしていたら、我が鹿島アントラーズの経営権が日本製鉄からメルカリに譲渡されたというのだ。
メルカリが発行株式の61.6%を取得し、日本製鉄(旧新日鉄住金)は11.0%。他は自治体や企業群とのこと。
正直に言えば、このニュースを読んで不安が脳裏をよぎったことは否めない事実だ。メルカリは勢いのあるIT企業とは云え、年商約500億円(2019.3月期)であり、営業利益は上場以来マイナスだ(これは様々な投資を続けているためだが)。日本製鉄とは比べ物にならない規模であり、不安定さである。
しかし、やっと昨年年商が70億円になったものの鹿嶋市という地方にある鹿島はJ1の王者に値する歴史を作ってきたとは云え、将来を確固たるものにするには日本製鉄の片手間的事業から離れることも歴史の必然なのかも知れない・・・と思ったりもする。
メルカリの経営陣が20冠のJ王者鹿島に価値を見出し、更なる飛躍を共に成し遂げようとするのは世界クラブを目指す鹿島アントラーズとベクトルが一致するはずだ。当面は年商100億円のクラブを目指し、鹿島アントラーズの伝統を守りつつIT技術等を駆使して発展して行きたいという。
確かにメルカリがスポンサーになり、スタジアムにおけるIT技術の活用や、チケットのカード化など旧態依然とした紙媒体から変化を遂げていることは事実だ。次はグルメスタジアムの販売にもキャッシュレス化を進める構想もあるという。
オレとしては何よりも、世界に鹿島アントラーズの存在を刻印していくために、鹿島アントラーズのサッカーの力量向上とメルカリのアイディアと発信力にまず期待したい。決まってしまったものをどうこう言ってもしょうがないというキブンなのだ。
現場はサッカーの力を研ぎ澄ませ、経営はそのサッカーの資源を最大限生かし、軽やかに世界に飛翔して欲しい。頼むぞ!!アントラーズ! 頼むゾ!! メルカリ!!