オリジナル10・・・そして一度もJ2落ちしていないたった2つのチーム。当然J1リーグ最多対決となる試合だ。その試合にキッチリ勝って30勝22敗8引き分けとし、対戦成績のリードを広げた。
しかし、試合自体は後半22分に追いつかれて1-1となり、難しい試合だったと云える。審判の判定もグラつき、我が鹿島アントラーズのサポ達の気持ちに火をつけた感じだった。
終盤に至り、徐々にボルテージの上がるゴール裏。セットプレーの度にジャンプするサポ達のジャンプの高さも上がる。そして後半42分、ショーと交代で出ていたアヤセがショーマのヘッドでの折り返しを十分溜めて、GKを引き付けてファーサイドにワンタッチで押し込んだゴール。
スタジアムが破裂した。まるで昔の東映のやくざ映画みたいに理不尽な仕打ちに会った主人公が最後に、その不当な仕打ちを打ち破る。そんなストーリーにまで見えるようなゴール。しかもそれを決めたのが期待の新星ときたら尚更だ。このゴールの直前に左サイドへ切り込んでスローインを得るお膳立てしたのはチームに合流したばかりの相馬。
その相馬が自らスローインしてシラ、ケントと渡りケントが上げた前線への浮き球をショーマがきっちりアヤセに折り返してのゴール。アヤセはインタビュアーに答えて言った。チームのみんなが繋いでくれて、ボクは最後に当てるだけでした。みんなのゴールです。ヨッシャー!その通り。言動はあくまでも謙虚に、そしてプレーは大胆に!!頼むぞ!アヤセ!!
しかし、後半10分のオフサイドになったショーマのゴール。多分、ブエノが折り返した段階でショーがオフサイド気味で戻りオフサイドの形でヘッドで後ろにスラシてショーマの前に転がったのをショーマがゴールしたという事だろう。でも、それであればその時点でオフサイドのフラッグを上げるべきだが、相手チームの抗議を受けてオフサイドっていうのも釈然としなかったですね。
それにしてもショーマは凄い。前半30秒のセルジのゴールもパスをセルジに出したのはショーマ。その後の前半33分でのゴール前でのヒールシュート(惜しくもGKに弾かれたが)や、前半42分のゴール前で弾んだボールの上がりっぱなを押し込んだシュート(GKに阻止された)など、相手にとってこれほど危険な選手はいないのではないだろうか。仕上げは決勝ゴールのアシスト。見事です。
終わり