早い時間に思わぬ先制点を喰らった。守備にイマイチ甘さを残す左SBユウタ。このサイドから楽々とクロスを流され、ニアのチャナティップがスルーした時攻めあがっていた進藤(DF)は当てるだけで良かったのだ。
これが前半11分。まだ時間は十分あるとは思ったが、札幌の勢いが思いの他強く、前半はこのまま0-1で凌ぐのが精いっぱいという所だった。
後半になって早い時間にショーマからケイに渡ったボールをケイがセルジに送り、セルジは相手DFと競り合いながらも体幹の強さを生かし、相手を押さえつつ浮いたボールを右足でループシュート。見事なゴールとなった。
まだ残りが40分もあるのであれば、勝利はほぼ確実だろう、と思ったが相手の渾身の頑張りとこちらの疲弊もあり、そのままドローとなった。
残念だったのは前半の終盤でのアヤセのシュート。PA付近でセルジからのパスを受けたショーマが「どうぞ、打ってください」という落としをし、全くのフリーでアヤセが放ったゴール正面からのシュート。誰もがヤッターと思ったシーンだったがボールは枠の外へ飛んでしまっていた(ゴールポスト右)。
終盤でもゴール裏のサポ達の大音響の中、鹿島のCKが何度となく繰り返されるが全てはじき返されての終わってしまった。終了のホイッスルの後、ピッチに崩れる札幌の選手達。その中にはGKさえもいた。サッポロ・・・出し尽くしたんだぁ。
今日はレオシルバがケガをした。鉄人だと思っていたが、鉄人などいないのだ。使い続ければ誰でも壊れる。それを思い知らされた試合でもあった。アツトもあと少しで壊れるところだっただろう。これからが正念場。心も肉体もチーム力も試される。
でも、まあとりあえずは今日は首位だ。明日、再びリードされるかも知れないがここからが胸突き八丁。経験豊かな筈の我が鹿島アントラーズが抜け出る筈だ。
ps:スタジアムから帰って来たらラグビーW杯のアイルランド対日本が残り15分で奇跡のリード中。「えええー!!マジかよ」と身を捩りながら見続けた。そして勝ち切ったのだ。誰に聞かれても「ラグビー」にまぐれは無いと答えていたオレ。まぐれではないとするとこれは実力ではないか!! 頑張れ、日本!!