鹿島土手クラブの原点は鹿島アントラーズのクラブハウスの「土手」で選手達の練習を見守る近所のおっちゃんの勝手な独り言です。
遠くに住むサポ達が聖地と崇める鹿嶋の地に住み、クラブハウスの練習を間近に見られる幸運を遠くのサポ達と分かち合えれば・・・そんな思いの出発点でした。
それが昨年来の新型コロナの嵐により、クラブハウスの「土手」が立ち入り禁止となるとともに鹿島アントラーズのここ一番の敗戦が重なり、キーを叩けなくなってしまいました。
そのコロナ禍はいまだに潜伏し、土手の開放は叶いません。今年のJリーグ開幕の清水戦はゲームを支配し攻め続け、そして荒木の落ち着いた先制点がありながら、その後10分間で3失点という不甲斐なさ。
しかしながら、その後のルバン杯とJの第2節。結果的には満足のいく勝利となり、上位定着を伺わせるものでした。まだまだ新外国人選手の不参加やエヴェやファンアラーノの調整不足等課題はあるものの、2年目の荒木らの活躍に目を細められるようになりました。
特に第2節湘南戦では荒木の活躍もさることながら、2-1と追いすがる湘南を突き放したマチのヘディングゴールが何かを吹き飛ばしたような気がします。どんより曇った暗雲・・・なにかモヤモヤとしてすっきりしないキブン。そんなものをガツンと吹き飛ばすヘディングだったように思うのです。
セットプレーからのマチのゴールは一昨年位から何度も何度もあと僅か。時には取り消され、時にはポストに阻止されてきましたが遂にネットに突き刺さったのです。高身長を空中に踊らせて、状態を少し前に折る形で頭を振りボールを弾き飛ばすヘディング。
これが結果を産んだのです。あと一歩を乗り越えた向こうにはきっと更なる進化が待っているでしょう。
「土手」は引き続き封鎖されている。でも、その状況をただぼんやり見過ごしていてもしょうがない。オレもそろそろキーを叩こうかな… そう思わせてくれた一撃でした。
と、いう事で今日からブログ再開します。よろしくお願い致します。
土手