お互いに慎重な試合でした。失点は絶対しない・・・だからと言って攻撃的でない訳ではない。後半はじめから広州が積極的に攻めてきて、少しスペースが出きたところで鹿島側もチャンスを作って・・・お互いに惜しいシーンはあったものの結果はスコアレスドロー。
これでホームで勝てば良いということになるが、アウェイゴールを取られて引分けにでもなると敗退になってしまうことから、鹿島はホーム戦でも守備をしっかり固めた試合が求められることになった。
今日の試合、鹿島のSBは右にケイ、左にマチ。ケイはともかくマチは意外だったが、このマチが凄く効いた感じがする。試合終了後にMOMにも選ばれていた広州の190cmFWエウケソンを良く抑えていたからだ。
ロングボールの競り合いでも果敢に先にジャンプし、相手を自由にさせないようにしていたのではないか。この手を打った監督もこの部分では手ごたえを感じたのではなかったか。右SBのケイも慎重、かつ果敢な対応をしていたと思った。相手の仕掛けで一旦は剥がされそうになっても食らいつく感じで互角に持ち込めていたと思った。
終盤にケイからリョウタに代わったが、これもお互い疲労がたまっている状況だったので、攻めを効果的にしたと思う。終盤は右サイドから中への仕掛けが何回か続き、ショーマからシラへの美しいクロスでのビックチャンスを生んだりしていた(残念ながらシラのヘディングはクロスバーを越えたが)。
シラは終盤バテバテの感じだったが、それでもチャンスに絡み、際どいシュートを放っていたので、ナゴへの交代が遅れたがこれはこれで先々も含めた指揮官の計算と受け止めたい。
それにしても平日の試合というのに広州の真っ赤なサポで満員に埋まったスタジアムは圧巻だった。でも、声はあんまり出ていなくて鹿島サポの声の方が聞こえていたものです。次はホーム鹿島。何としてでも勝ちたい。そういう気持ちが一層強くなったものです。
ps:昨日の上海上港vs浦和では外国人選手と中国人選手のレベル差が大きくて、外国人だけで攻めようとしている感じがしたものですが、広州は中国人選手もそこそこレベルが高く(解説の北沢も云っていましたね)、現在、中国リーグで首位を走っているだけのことがあると思ったものです。結構、手ごわいゾ。