鹿島アントラーズでエリートコースを走り続け、トップチームまで登り詰めた平戸太貴が今日付けで町田へ移籍すると発表された。
鹿島でジュニアユースからユースと階段を上がることの難しさ。今、話題の上田アヤセも一度は脱落し、鹿島学園→法大を経てのアントラーズ入りだ。来年入団予定の高校生染野(FW)も経緯は不明だが鹿島アントラーズのジュニアユースを経由しての尚志高校の出身だ。
茨城出身。鹿島一筋で来た選手でそのFKはFKの天才と言われた野沢を彷彿させるものもあった。2017年の町田へのレンタルで経験を積むと共に勝利に貢献してきたタイキはオレにとっては凱旋というキブンだった。
鹿島で最初に出た試合(ボランチ)での、積極的なプレーや前線への早いパスには解説の秋田も目を見張っていた記憶がある。そのタイキが徐々に出番を失い、出場機会を得られないままでベンチを外れていることは残念でならなかった。
その期待がいつか花開くように・・・クラブハウスレポでも自然とその願いが端々に出てしまっていた。その、出場を願って止まなかったタイキが鹿島でベンチを温めているよりも、自分を必要とし、待ち受ける町田ゼルビアを選んだ。
サッカーの選手寿命は長くはない。止むを得ない選択だったろう。町田で再び輝きを取り戻し、いつかJ1でその成長を見る日が来ることを願いたい。タイキ!がんばれ!!