
2025年の終盤に活躍し、貢献していた松村が今シーズンはケガで出遅れた。その松村がこの日は先発に名を連ねた。そして試合開始後4分を過ぎたくらいだろうか。ガクの縦パスを受けたレオセアラが右前方のスペースへ流すとスピードスターの松村がそのボールを前へ運び、ゴールライン手前でGKとDFの間へ蹴りこんだ。
これをファーサイドから突進して来たユウマが体ごとゴールへ蹴りこみ先制の狼煙を上げた。このシーンは昨シーズンの優勝への追い込みで何度か見られたシーンでもあり、松村の真骨頂ともいうべきものだ。
この幸先の良いゴールの後も我が鹿島アントラーズは攻め続け前半の終了間際にはボール奪取で前線へ詰めたケントがボール奪取のあともPA付近に残り、田川からのパスを受けてゴールに流し込んだ。自ら奪い、自らネットを揺らしたこのゴールにケントは素直に喜んでいた。
前半で2-0とリードではあるが、このスコアが危険なスコアであることは浦和戦で自らが見せた逆転劇でも証明されている。後半に選手を大幅に代えて来た町田の攻撃を凌ぎながら喉元にカウンターを突きつけ、追加点のチャンスを狙い続けた。
そして、試合終了間際のアディッショナルタイムに入った頃、左サイドの前方スペースでボールを持ったレオセアラがドリブルしつつ目の前のDFを交わし、マイナス気味に出したパスを待ち受けたチャヴリッチが右足でパチンと合わせ、入射角イコール反射角の法則のようにゴール右隅に流し込んだ。
これで完全に勝利が決まり、圧倒的な強さを見せつけることとなった。
試合前に町田のキャプティン ゲンは「今の鹿島はだれが見ても、どこから見ても一番強い」と言ったという。そして図らずも自らそのことを証明してしまったのであった。