現在の鳥栖の順位からいって楽に勝てるかな・・・と思っていましたが、鳥栖が金崎を筆頭に思いのほかファイトし、最後まで同点のリスクを感じながらの試合になりました。
それでも、移籍3人、中心選手のケガ人など火の車の中で、こうして勝ち続ける我が鹿島アントラーズを誇りに思います。今日、スタジアムに入って驚いたのは観客数。鳥栖戦はいつも客の入りの少ないのが特徴ですが、今日は多かったですね。2万5千人を超えていました。
サービスチケットもあったのかどうか分かりませんが子供を連れた家族での観戦が目についたものです。小さな赤ちゃんを胸に抱え、3歳位の子供の手を引いて観戦に来る女性などを見ながら、ああ・・長くサポやっているんだろうなぁ。な~んて思ったものでした。
試合の方は序盤にチャンスを多く作っていて、特にレアンドロの動きが良かったですね。そのレアンドロのパスを受けてショーがワンタッチで放ったシュートは右ゴールポストの内側に当たり、更に左ゴールポストの内側に当たりGKの胸に納まるというなかなかお目にかかれないものでした。
チャンスが続く中で、なかなかゴールを奪えないので、これは逆にヤバくなるぞと心配したものですが、そのレアンドロがペナルティエリア内に侵入して倒されてPKを得ました。これをGKの逆を突いて得点したことで一つホッとしたものですが、すぐに金崎にやられましたね。
鳥栖に移籍してからめっきり得点の少なくなった金崎ですが、今日は遠目からの低い弾道のシュートを良く決めました。GKの前にいた選手がプレーに関与したかどうかでオフサイドになるシーンでしたが、あそこで確実にボールに行っているのでオフサイドではないでしょうか。副審が旗を上げたのにゴールになってしまいましたね。流石、家本。
それでも、前半の内に追加点を取り突き放せたのが良かったです。あれもまたレアンドロからでしたね。右のゴールライン近くまで深く切り込んでからのマイナスのクロス。ニアのセルジーニョを狙ったのかも知れませんが、そこは間に合わず、ファーから入って来たシラが右足アウトに当てました。
相手DFも付いていましたが、シラの伸ばした右足がやっとボールに届き、弾んできたボールが踵(かかと)付近に当たり、勢い良くバウンドし、GKの伸ばした手の先を超えてゴールマウスに吸い込まれました。相手DFが蹴り出そうとしましたが天井のネットを揺らすばかりでしたね。
後半になってからは一進一退の体ですが、審判のせいもあるのかプレーが荒くなりましたね。アチコチで倒れる選手が続出でスタンドから「審判ー!基準をはっきりシロー!」なんて叫び声が聞こえてきたものです。
その荒くなったプレーの果てに相手はイエロー2枚で退場が出て、そのままクローズになり我が鹿島アントラーズが順当に勝利を得たものです。
終わり