運動をしない日の散歩はちょっと遠めになる。いつもは鹿島神宮までの片道約4kmになるのだが、それにも飽きて10月10日は東京まで行ってみた。
お目当ては「東京ミッドタウン八重洲」と銀座周辺、出来れば渋谷まで。というコースだが東京駅から有楽町駅周りを徘徊している内に一日が終わってしまった。
東京駅日本橋口で鹿嶋からの高速バスを降り、八重洲方面に回ると、丸の内方面とはちょっと異なる古めかしいビルが立ち並んでいる(京橋近辺は新しくなったが)。そんな街の一角が再開発され、東京ミッドタウン八重洲の威容が明らかになり、一部テナントも入り始め、高速バスターミナルも稼働し始めたというのである。
東京に新しいビルが建つと聞くと必ず見学に行くのが趣味と云えば趣味。何かとんでもない新しいコトが起きていないか。そんな好奇心が湧きおこるのだ。
で、東京ミッドタウン八重洲。テナントが全て入るのは来年の3月ということで今はまだまだ少ない数のお店だ。そんな中でも地下のバスターミナルは稼働していて、千葉県方面行きのバスが次々と出発していた(以前は路上)。八重洲の地下街からそのまま地価を通ってバスターミナルまで行けるので千葉方面の方々にはちょっと朗報かも知れないですね。
それを見届けた後は京橋を通り、銀座へ。休日とあってプロムナード中(歩行者天国)だが人はそれほど多くない。テレビクルー2組が道行く人にインタビューしている。俺にもしてくれないかなぁ、どんなことでも勝手に答えてやるぞと心に誓うが、完全スルーだ。
街行く人は外国人も多くなっているが、以前のように中国語があふれる街にはなっていない。インバウンドでの繁栄はまだまだだが、これくらいの賑わいで丁度いい、な~んてキブンでもある。
銀座・日比谷のミニシアターを確認し、面白い映画やっていないかなぁなどとチェックするが、今日は止めておこう。既に一万歩歩いた足では映画館のイスで熟睡するに違いないからだ。
最後は丸の内中通りを歩く。世界のブランドも並ぶおしゃれな通りだ。時々はイベントなどで思いがけないサプライズがあったりするが、この日はプロムナードだけ。それでも落ち着いた石造り風の建物がチラホラあり、欅並木のあるこの通りの車道にイスが置かれているのを見れば、休憩の誘惑を断れない。ちょっと座るつもりが睡魔に襲われ、ひと時の昼寝になってしまった。
次は丸ビルに入ってみる。本のイベントをやっていた。どうやら蔦屋が新しい形態で店を構える予定らしい。TSUTAYAはビデオレンタル等のビジネスモデルで一時は一世を風靡したが、次の時代をどう生き抜くか。家電との競合など模索を続けているが、いつかは「これだ」という形態を提供してくれるのではないか。そんなバイタリティを見せながら模索を続けているようにみえる。
最後は新丸ビル。レストラン街で早めの夕食を食べ、東京さんぽの締めくくりにした。