
昨年、最後まで優勝を争った鹿島と柏。今年はアントラーズの好調ぶりとは対照的に勝ちあがれない柏だが、この日の試合はほぼ互角の展開にも見えたものです。
得点のシーンは前半の終了間際のアディッショナルタイム。右サイドでボールを奪った濃野がそのまま相手をハンドオフで抑え、ゴールへ向かってドリブル開始。
ペナルティエリア内を右から左へドリブルで進む内に、ボールを奪いにスライディングしてくる柏の選手を緩急をつけて1人、2人、3人と交わし、最後にファーサイドで待ち受けるユウマへのちょこんと出したラストパス。
これをユウマは、体を大きく広げて迫るGKの上を超えてネット上に突き刺した。前半を制したといえるこのゴールにユウマは喜びを爆発させるでもなく淡々と選手に取り囲まれ、静かに祝った。
勝利後のインタビューでユウマはあれはオレへのパスではなく、シュートするつもりのものが流れて来たようなことを言っていたが、喜びを爆発させられなかったのはその辺もあったのか(まぁ、このコメントはユウマのジョークかも知れないが)。
ともあれ、この1点が決勝点となりこの日もゼロ封勝利となった。12試合中8試合がゼロ封勝ち。選手達は良く体を張ってボールを止めていたが、それにしても植田はすごい。
ポジショニングや読み、判断力、選択力もさることながら、あのポジションで全試合・全時間出場し、イエローを1枚も貰っていないというフェアプレーをしつつのプレーの確かさをスゴイと思うのだ。
今の鹿島はチーム内競争がかつてないほど高レベルで激しい。ケガが回復しても容易には先発出来ない。でも、この選手層の厚さを保ちつつ来るべき世界の大会へ臨んで欲しいと切に思ったりします。
師岡、小川、溝口、関川、小池、舩橋、津久井、ガク、エウベル、チャヴリッチ、田川、徳田・・・共に世界を。