互いに切替えの早いせめぎ合いで互角の様相に見えていたが、アントラーズHPのデータを見ると、シュート数では鹿島の5に対して東京は11と結構シュートは打たれていた。
前半の拮抗し、且つ膠着した戦いを打開すべく先に仕掛けたのは鬼木監督。後半17分からレオセアラ、チャヴィリッチ 次に柴崎、荒木と攻撃を担った選手達を変えた。入ったのは師岡、林、知念、小池。
そして後半35分。FC東京では今、旬とも言われる佐藤ケインのパスをインターセプトしたのは知念。そのまま前方のスペースをドリブルで持ち上がり、絶妙のタイミングで師岡へパス。

師岡はスピードを生かしてそのままDF陣を置き去りにし、ややファーサイドに進み、迫るGKをあざ笑うかのような右足アウトでボールを浮かせ、ネットを静かに揺らした。

沸騰するスタジアム。そして爆発する仲間たちの手荒い祝福。師岡は前試合に続き、自分の持ち味を十分に発揮したゴールを決めて改めて「俺はやれる」と実感したのではないか。そんなシーンに思ったものです。

「裏へ抜けるのが得意な選手」鬼木監督がそう評した師岡選手が、その思惑通り勝利のゴールをゲットした。交代で入った選手がインターセプトし、ラストパスを供給し、そしてやはり交代で入った選手がゴールした。毎度ながら監督もまた自信を深めたのではないだろうか。
その鬼木監督は最後のインタビューで「プレーオフは2つとも勝つ」と話した。近年、西の雄として覇権を握ってきた神戸。その神戸もやや陰りを見せ始めてはいるが、最後にトップに立つところは流石だろう。
王者鹿島の復活を広く日本のサッカー界に示すためにも、ここはやはり2つ勝つしかない。がんばれ!アントラーッズ!!