監督が試合後のインタビューで答えていたように「前半で3点、4点と取れるチャンスがあったのに取れなかったので厳しくなってしまった。後半は疲労の残っている選手もいたので攻め込まれたが勝利で終わることが出来たので良かった」
清水は序盤こそ攻め込んできたものの徐々に鹿島が押し返し、前半の中間ぐらいからは圧倒的な球際の強さでボールを支配し、チャンスを何度も作った。その結果がエヴェのゴールであり、ショーマのゴールだった。
しかし、不思議なのは和泉はどうして自らシュートを打つチャンスが何度もありながら、スルーしたりパスしたりするのだろう。「より、ゴールのチャンスの多い選手へ」ということなのかも知れないが、相手のミスパスを受け取ってPAのほぼ中央から侵入出来たときなど、エヴェへパスするより自分で打った方が、コースの選択肢が豊富で確率が高いような気がしたものでした。
その後、エヴェはパスを受けて左からの強いシュートを放ったが、角度がないのでGKも位置取りし易く、容易に跳ね返されてしまいました。ショーマのゴールの時もいいタイミングでPAに侵入してきてボールを受けたのでそのままシュートで良いように思いましたが、ヒールでちょんとショーマへ流してショーマのゴールとなりました。結果的には正解なんでしょうが、オレはあれだけのチャンスがありながら何で自分打たないんだろうと不思議に思ったものです。
何となく自信の無さというか遠慮というか、そんな感じがしてもっと強い気持ちでプレーしてもいいんじゃないか、と思うのはオレだけでしょうか。
今日は後半の途中まで圧倒的なゲーム支配でしたが、遠藤達が入ってから「交わす」意識が強くなって相手の方が勢いを増してしまいまいた。1失点したあとは猶更です。コーナーフラッグ付近で粘るのは強い頃のアントラーズと似ていますが、やっぱりそういう中でも喉元にナイフを突きつけるようにチャンスになった場面では抜け目なく攻めることも重要だと思ってしまったものです。
相手が不調の清水だったので事無きを得ましたが、上位チームだったら、こういう状態では足元を救われるのではないかと、勝手に心配しています。
とはいえ、5連勝。「サッカーは頭でやるもの」というザーゴの指導と、もともと持っている力量が噛み合っての暫定5位(試合数が全然違うけど)と思うけど、更に、更に本領を発揮して欲しいものです。