鹿島土手クラブ

J開始以来、鹿島アントラーズの土手で練習を見守るおっちゃんの何でもありのブログ

8.16 鹿島 2-2 神戸

終了30秒前に同点に追いつく荒木の得点。

 

アントラーズが帰ってきた。そんな気がした。

Jリーグ開始以来、どれだけこの終了間際の興奮を味わったことだろう。それがここ数シーズンは鳴りを潜め、大幅な選手入れ替えをともにそんな劇的シーンが生まれていなかった。

 

それが、この若武者達の躍動で蘇ったのだ。荒木、染野、アラーノ、永木の終盤4人一気替えとその後の松村投入。前線が急に活気づいたのは若さのせいばかりではないだろう。確かな技術と勝負への執着心を漲らせる新卒4人衆(GK山田は先発)がその動きとスピリッツで状況を変えたと云っても過言ではないと思う。

 

永木は確かに最後の得点のきっかけとなったクロスを入れた功績はあったのだろうが、それ以前のボールを奪われ、パスミスをし、判断の遅さが目立ちイライラさせられていたのはオレだけだったのだろうか(解説の水沼は褒めていたね)。

 

でも、最後に入れた永木のゴール前へのクロスが相手DFに跳ね返され、それを中盤で拾った荒木がアラーノへ、アラーノが前線の染野へパスを出す頃には荒木はPA内に侵入。それを横目で感じ取った染野が横パスし、それをキッチリ受け止めて一旦ボールを止めてGKの出方やDFの動きを避けたコースにきっちり押し込んだ荒木(インタビューでもその場面を振り返っていた)。

 

ガクを思い出した。いや重なった。ガクとゲンとショーマの時代をプラチナ世代という人がいた。そして、モト、コージ、ミツオ、ソガの黄金世代があった。

 

荒木、松村、染野、山田はそれらの時代を彷彿させる存在になるのではないか。これに加えて沖、町田、イクマ、アヤセの若手も揃う。確かに移籍組や外国人選手は重要であり、伝統を紡ぐ上でその役割は必要不可欠だが、真に伝統を継ぐ者達が台頭してきた。

 

勝負は引き分けだったが、試合が終わったあとの僅かな興奮は久しぶりのもの。鹿島アントラーズの2020年代のモノガタリが始まる。

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