前半、拮抗した展開になった。浦和の右サイドの金子は時々、鹿島のデフェンスを突破し、チャンスを作り出していたし、チーム全体が前への推進力もあった。
しかし・・・ハーフタイムが来た。このハーフタイムで局面が変わるのはいつもの事であり、今日もまた後半は押し込み続ける王者の戦いになった。監督の鬼木は試合後のインタビューで「浦和も勢いがあり、前半はしょうがない。でも、良く見れば浦和が届かない範囲がある。そこを突いていこうと話し、選手も上手く対応してくれた」と語った。
ゴールシーンはその時間帯の前にも思い切りシュートを放っていた濃野の、これもまたけれんみの無い一振りが相手DFの体に僅かに当たりながらサイドネットに吸い込まれていったものだ。
柴崎が退き、CKは割と珍しいケースだが師岡が蹴った。低い弾道でニアに引っかかり跳ね返されたが、これを浦和のサヴィオがカンターのチャンスと捉え、運び出そうとするところを濃野がかっさらい、足元にキチンとおいて全力で右足を振り切ったのだ。
このゴールが80分。もう、残りは10分と少し。ここからが鹿島の真骨頂。前線から相手を追い回す勢いはますます厳しさを増し、チャンスらしいチャンスを作らせずにストーリー通り、終了のホィッスルを聞いたのだった。
これで無失点試合は11試合中7試合。インタビュアーにこの強さの秘訣を聞かれた濃野は「監督がいつも言っているが、守備はフォワードから、攻撃はキーパーから。そこが出来ているからではないでしょうか」と答えていた。


浦和よ、人気の浦和vsタイトルの鹿島とも言われるが、俺たちはもっと強い浦和であって欲しい。手に汗握り、心の底から闘志を燃やせる浦和であって欲しい・・・な~んてね(ごめん、生意気言って)。





